日本酒の用語について

ごく一部ですが、日本酒の用語のご案内です。

・無濾過
 日本酒を搾ったあと濾過することにより透明度が増し、香りや味の調整することができます。無濾過の特徴として、お酒の色味が少し黄色っぽく、味は濃厚になる傾向があります。
・生酒
 加熱処理をしていないお酒のことです。フレッシュな薫り、味わいになりますが、冷蔵保存をしないと風味が大きく変わってしまいます。
・原酒
 アルコール度数調整のために水を加えていないお酒です。日本酒の多くは搾ったばかりのアルコール度数が18度ほどあるので、飲みやすい15度前後まで加水します。鮮烈で味わい豊かな原酒はロックなどもおすすめです。
・火入れ
 お酒に残った酵素の活動を止める為、60度ほどまで加熱することを言います。生酒のような味の変化がしにくく、常温で保存が可能になります。お酒を搾った後、出荷前の合計2回行いますが製品によっては1回のみ火入れするものもあります。
・ひやおろし
 春に搾ったお酒を1回火入れして貯蔵し、秋まで熟成させたお酒です。熟成させることで春の時と比べ、薫りは穏やかに味はまろやかになり秋の味覚を楽しむ時期にぴったりのお酒に変化します。出荷前の火入れを行わないので、生酒の余韻を感じることもあります。

日本酒の飲み方について

様々な温度での楽しみ方がありますが、肩肘張らずご自由にどうぞ。

・ロック 氷を入れることにより、夏はすっきりと、原酒はまろやかに楽しむことができます。
・冷酒 冷蔵庫や冷水で冷やしたお酒です。
・冷や 常温のお酒です。
・ぬる燗 40度ほどに温めたお酒です。
・熱燗  50度ほどに温めたお酒です。

比較的温度が低いほどシャープになり、温度が上がってくると旨みを感じる場合が多くなります。
銘柄それぞれのお気に入りの温度を探してみるのも、楽しみ方の一つかも知れません。

こんな飲み方も

※お酒は20歳になってから